シーホース三河、中地区首位・三遠ネオフェニックスとの“三河ダービー”を連勝で飾る
シーホース三河は4月19日(土)、4月20日(日)、中地区首位・三遠ネオフェニックスとの“三河ダービー”を行なった。
Game1。序盤から高確率に3Pシュートを沈め17点の大量リードを築く好スタートを切る。三遠の猛追を受け一時は2点差に詰め寄られるがインサイドを起点に立て直し勝利、首位三遠に対して今季初白星を挙げた。
迎えたGame2。ホームで優勝を決めたい三遠の激しいディフェンスをかいくぐり、レイマンを中心に高確率に3Pシュートを決めて主導権を握る。3Qに逆転を許すもすぐに流れを取り戻し、最後まで三河のバスケを貫いて、16点差で快勝した。
【関連記事】「強いチームは自滅しない」三河リッチマンHCが見据える“常勝軍団”への道 重視する「競争力のある規律」の真意とは

―試合結果―
2025年4月19日(土)
三遠 ● 72 – 80 〇 三河
(三河通算成績 35勝19敗)
1Q 三遠 13–25 三河
オーガストがダンク3連発を含む10得点の大活躍
スターティング5は、#0オーガスト、#11久保田、#13須田、#19西田(優)、#54ガードナー。
三遠#23ダジンスキーの3Pシュートで先手を取られるが、#13須田がペイントアタックでお返し。#0オーガストとの2メンゲームから#11久保田も3Pシュートを射抜き3-5と先行する。
開始3分には#11久保田が#54ガードナーのスクリーンを巧みに使い3Pシュートを決めると、#13須田も立て続けに3Pシュートを沈め一気に流れを手繰り寄せる。
#1メイテン、#28津屋で反撃する三遠に対して、#0オーガストのダンクで対抗。ディフェンスでも#0オーガストのスティールから速攻に転じると、#18角野のアシストから#0オーガストのダンクが炸裂し、10-21と二桁リードを築く。
三遠のタイムアウト明け、三遠#23ダジンスキーの3Pシュートを許すが、#7長野とのホットラインから再び#0オーガストがダンクを叩き込み主導権を譲らない。残り42秒には、#7長野が相手の意表を突くトリックプレーで#0オーガストの得点をお膳立てし、13-25とリードを広げ最初の10分を終える。
2Q 三遠 33–38 三河 (三遠 20–13 三河)
三遠のゾーンディフェンスに苦戦し一桁差に押し戻される
スタートは、#0オーガスト、#7長野、#10レイマン、#18角野、#32シェーファー。
#10レイマンが鮮やかなフェイクから得点を重ねると、#7長野もトップスピードのドライブでディフェンスを置き去りにしてリードを拡大する。
三遠#2ヌワバに3Pシュートで対抗されるが、#54ガードナーがミスマッチを活かして応戦。#32シェーファーもしなやかなリバースレイアップを沈めると、#7長野とのコンビプレーから#19西田(優)がバスケットカウントをもぎ取り一歩も譲らない。
開始4分半には#10レイマンの強烈なブロックショットで三遠のオフェンスをシャットアウト。#54ガードナーも当たり負けしないパワーアタックで加点して22-38と三遠を突き放す。
しかし、その後は三遠のゾーンディフェンスに苦戦して約5分間、スコアが停滞。#16西田(公)がアグレッシブなディフェンスを見せるが、三遠にインサイド・アウトサイドから加点され、33-38と一桁差に押し戻されハーフタイムに突入する。
3Q 三遠 53–62 三河 (三遠 20–24 三河)

リバウンド争いで優位に立ちリードを拡大
スタートは、#0オーガスト、#11久保田、#13須田、#19西田(優)、#54ガードナー。
三遠#28津屋の3Pシュートでワンポゼッション差に詰め寄られるが、#13須田のリバウンド争いからもぎ取ったフリースローで踏みとどまる。
#0オーガストと#13須田のダブルチームでボールを奪取すると、開始3分半にはリングに弾かれたボールをオーガストがプットバックダンクでねじ込みチームを勢い付ける。
再びゾーンディフェンスを展開する三遠に対して、#54ガードナーと#0オーガストのハイロープレーで打開。三遠#5大浦に3Pシュートで反撃されるが、すかさず#0オーガストと#54ガードナーのコンビプレーでやり返し流れを渡さない。
残り1分、#7長野の鮮やかなパスから#32シェーファーがバスケットカウントを獲得すると、デザインプレーから#18角野が3Pシュートを突き刺し53-62とリードを広げる。三遠のラストオフェンスでは#7長野がスティールからシュートチャンスを奪い、良い流れで4Qを迎える。
4Q 三遠 72–80 三河 (三遠 19–18 三河)
ガードナーがインサイドを支配して三遠の猛撃を振り切る
スタートは、#0オーガスト、#7長野、#10レイマン、#18角野、#32シェーファー。
#0オーガストがスティールからアーリーオフェンスを展開して柔らかなレイアップを決めると、ゴール下でも優位に立ち55-66と再び二桁差に押し返す。
開始3分には#7長野の狙い澄ましたパスが#0オーガストのバスケットカウントを演出して一気に突き放しにかかるが、#12ウィリアムスの連続得点を皮切りに#14湧川のバスケットカウント、#5大浦の3Pシュートと三遠の猛撃を受け67-69と2点差に肉薄する。
三遠に流れが傾きかける中、オフィシャルタイムアウト明けに#54ガードナーがインサイドを圧倒してリードを死守すると、残り2分半には華麗なパスワークから#10レイマンの3Pシュートが成功し69-76と点差を拡大。
三遠は#14湧川の3Pシュートで逆転を試みるが、すかさず#54ガードナーがインサイドで力強さを見せ反撃の隙を与えない。その後もディフェンスの強度を落とすことなく三遠のタフショットを誘発、リードを守り切り最終スコア72-80で三遠から今季初白星を挙げた。
シーホース三河 ヘッドコーチ ライアン・リッチマン 試合後コメント
三遠さんのようにオフェンスが非常に優れたチームに対して、自分たちの今日のディフェンスのパフォーマンスはすごく良かったと思います。フィジカルに戦い、トーンセットを最初からでき、最初から最後まで一体感を持ってチームとして組織的なディフェンスができたと思っています。