巨人・小林誠司 複数年3年目は打率0割台からの浮上が「最低条件」 来季巻き返しのポイントとは?
長年、正捕手候補と期待を集めてきた巨人・小林誠司捕手もいよいよ来季は正念場となりそうだ。
課題の打撃がクローズアップされた2021年シーズンだった。64試合で打率・093と1割に届かず。1本塁打、3打点と低迷した。これで2年連続で打率1割に満たず。強肩と卓越したリードは広く知られながら、ウイークポイントの打撃が向上しないことでどんどん自分の立場を苦しくしている。
小林の打撃に関してはこんな声も。
「セ・リーグで打率0割台では厳しい。DH制もない中、7人で戦うことになってしまい、チームにとって圧倒的に不利になる」(球界関係者)。ほかにもシーズン中から「バント、進塁打含め、状況に応じたバッティングができない」「打てないなら打てないなりに四球を選ぶことも必要」など評論家陣からも数多くの「改善点」が上がっていた経緯もある。
指揮官・原監督の目も厳しさを増しそうだ。オフの契約更改で小林は20年から4年4億円(年俸は推定)の契約を結んでいたことを明かにした。これは全権監督である原監督の肝入りによるものだったことも分っている。
しかし複数年契約初年度の2020年シーズンは開幕3戦目に左手首に死球を受けるアクシデントで左尺骨を骨折。長期離脱を強いられ、プロ最少の出場試合数となった。10試合に出場、打率056、0本塁打、0打点。
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