藤川阪神、優勝間近も再び注目の遊撃争い CSを見据えて「恐怖の8番打者」「ユーティリティ29歳」の存在感
チームの今季の遊撃争いはめまぐるしく変化していった。
開幕戦は「8番・遊撃」で木浪が先発出場、その後、現在チームトップの75試合(途中出場含む)で遊撃を任されているのが高卒7年目シーズンとなる小幡、次いで木浪が36試合、また後半戦、存在感を示しているのは大卒8年目、29歳シーズンを迎えている熊谷敬宥にもある。
昨年までは代走、守備固めでチームを支える場面が多かったが、今季は内外野のユーティリティとして活躍、8月に入ってからは遊撃ポジションでも先発、たびたびの好守を見せたとあって、チーム内の信頼感も増している。
そして、まもなく優勝が決定するチームは今後、ポストシーズンを見据える。本拠地のアドバンテージがありながら、短期決戦の怖さは過去にも証明されている。強みの投手陣を生かすためにも守備の堅さが求められそうだ。
セ・リーグの貯金を独占と藤川阪神の圧巻の強さの理由の一つにリーグ最少失策の「50」(5日現在)とミスが少なかったことも大きいと見られる。
内野守備の要ともされる遊撃ポジションを今後はどの選手が担っていくのか。優勝決定後の起用法も引き続きの注目ポイントとなっていきそうだ。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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