カブスが鈴木誠也の通訳を異例の解雇 米記者は水原氏の“例”を否定「同じ状況に陥っていないと関係者は強調している」

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シーズン後半戦に向け、鈴木の周辺で異例の決断が下された。(C)Getty Images

 異例の決定が公表された。現地時間7月18日、カブスが鈴木誠也の通訳を務めていた松下登威(とうい)氏の解雇を複数の米メディアが一斉に報じた。

 松下通訳は鈴木がカブスと契約した22年から通訳として活躍。これまで約2年半の間、身の回りのサポートしてきた。こうした専属スタッフのシーズン中の解雇は異例であり、驚きの声は広まった。

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 今季は大谷翔平(ドジャース)と「盟友」とも呼べる関係性を築いていた水原一平氏が、違法スポーツ賭博に関与して球団を解雇。大谷の銀行口座から約1700万ドル(約26億5200万円)を盗んだとする銀行詐欺などの罪で訴追され、お茶の間に衝撃を与えていた。

 ゆえに一部のファンの間ではスキャンダルの可能性も懸念されたが、現時点でトラブルを理由に解雇されたわけではない模様だ。今回の人事をすっぱ抜いた『The Athletic』のパトリック・ムーニー氏は「これは組織上の決定だ。カブスはイッペイ・ミズハラと同様の状況には陥っていないとチーム関係者は断固として強調している」と指摘。そのうえで、新たに鈴木をサポートする役が今永昇太の通訳を務めるエドウィン・スタンベリー氏であるとし、こう続けている。

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