C鈴木誠也 多くのメジャー球団が獲得に積極的とされるも進展がない理由とは

タグ: , , , 2021/12/18

 浮かんでは消え、消えては浮かんでくる移籍先候補。広島からポスティングシステムを利用してメジャーリーグ移籍を目指している広島・鈴木誠也外野手について、米メディアでは様々な憶測が飛び交っている。

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 CBSスポーツ出身で、ストーブリーグにおいて数々のスクープを連発してきたMLBネットワークのジョン・ヘイマン氏は15日(日本時間16日)、「ジャイアンツ、マリナーズを含むいくつかの西海岸の球団が鈴木の獲得に動いている」とツイッターで報じた。そのつぶやきでは米オーダシー・スポーツの記事を引用。同サイトの記事は移籍先候補としてヤンキース、レンジャーズ、ブルージェイズ、フィリーズ、レッドソックスの5チームを伝えていた。

 鈴木の代理人を務めるジョエル・ウルフ氏は11月28日、移籍先について「とても多くの球団が積極的に獲得に乗り出している。そのチーム数は8以上、15未満だ」と明かしていた。ヘイマン氏の指摘と、オーダシー・スポーツが伝えた球団数の合計でも7球団。他にも強い関心を寄せているチームがいる可能性は高いだろう。

 メジャーリーグは労使交渉が決裂してしまい、12月1日から球団が施設を封鎖してしまうロックダウンに突入した。これにより移籍交渉も凍結されており、その影響が鈴木の移籍先について、これだけ混沌とした様相を呈していることにも表れている。オーダシー・スポーツではポスティングシステムでの移籍交渉は30日間の期限が設けられていることを念頭に「鈴木のポスティング申請から10日後に、MLBはロックアウト状態に陥った。ロックアウト解除後、20日間の契約交渉期間が残されている」とも指摘している。





 そのロックアウトだが、年内の解除は絶望的な状態だ。米サイトのジ・アスレチックが15日(日本時間16日)に報じた内容によれば、メジャーリーグ機構と選手会は年内は主要議題の話し合いを行わない見通しだという。今季までの労使協定が12月1日に失効後も、労使交渉は続いては射るが、隔たりが大きい金銭面の議論では進展がみられていない。

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