C鈴木誠也 多くのメジャー球団が獲得に積極的とされるも進展がない理由とは
年明けに急展開をみせる可能性は高くはなく、早くてもロックアウト解除は1月半ばから2月へずれ込む公算が大きい。メジャーリーグのキャンプは2月中旬には集合日を迎えるため、鈴木の移籍先決定はキャンプ直前か、下手をすればキャンプイン後まで遅れる恐れも十分にある。
交渉事は代理人に一任して、それまで黙々とトレーニングを続けることには問題はない。ただし、過去の1年目の日本人メジャーリーガーは、米国でも騒がれる大物であれば遅くても年内には移籍先が決まることが多かった。ポスティングシステムが更新時期を迎え、異例の遅さとなった2014年の田中将大(楽天からヤンキースへ移籍)でも、1月22日にはヤンキースとの7年契約合意が発表された。
野球だけに集中し、天衣無縫な性格で知られる鈴木ではあるが、環境が激変するメジャー挑戦においては、あまりに遅い移籍先決定は決してプラスには働かない。労使交渉の行方がこじれればこじれるほど、契約合意も先延ばしになる。自らの力は及ばない、第3者同士による交渉の行方が、大事な1年目に何らかの影響を及ぼすことは避けられそうにない。
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