個人タイトル2冠の広島・鈴木誠也 ポスティングでのメジャー挑戦に立ちはだかる難題とは
また全く別の事情で、MLB機構とMLB選手会の労使協定の延長問題という難題も降りかかってくる。コロナ禍を受け昨年は開幕時期や感染対策、拡大プレーオフなどで揉めに揉めた両者の関係は冷え切っている。12月1日の失効前に更新しなければならないのだが、大半の米メディアはそれまでの合意は絶望的と報じている。
労使交渉が難航すると、最悪の場合は12月2日以降はロックアウトとなる。ぜいたく税の新たなルールも定まらず、どの球団も補強に動くことが出来なくなる。自然とどんな選手とも契約交渉は凍結され、鈴木に許された30日間での契約合意には大きな障壁となる。
かねてメジャー志向が伝えられ、能力的にも、年齢などのタイミング的にも最適にも映る鈴木のメジャー挑戦。だが、その前には自らのバットではどうしようも変えられない、こうした難題が立ちはだかっている。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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