鈴木誠也が漏らした“自信がない発言” 不振に悩む主砲の本音に球団OBは同情「簡単じゃない。日本とアメリカは全てが違う」
「私がセイヤの発言で良いなと思ったのは、とてもリアルな言葉で語ってくれたことだ。適当に言ったわけじゃなくて、おそらく本心から出た言葉だった。少なくとも私はそう感じられた。もしも、私が日本に行ってプレーする立場だったら、居心地の良い場所から離れるのはとてつもないことだと思うね。簡単じゃないよ。日本からアメリカに来るのは全てが違うからね。その不安を抑えながら、セイヤはチームが求める存在になろうと必死なんだ」
さらに自身の現役時代を振り返って「私は毎日鏡を見て『自分を信じろ』と言い聞かせていた。シンプルに聞こえるけど、これが本当に大事だったんだ」と語ったフロイド氏は、「セイヤに関して私が思うのは『もっと積極的に振れ』とかは簡単には言えないなってこと。なぜならそれが彼に合わないかもしれないからだ」と指摘。そして、スランプを何とか克服しようとする日本人スラッガーに敬意を表している。
「今のセイヤは自分がどれだけ大きな存在になれるかを理解して、壁を乗り越えようとしている。私はその姿勢を称賛したいんだ。だって『自信がない』と言っているのに、チームのために良いプレーが求められるんだからね。尊敬するよ。彼のやっていることは本当に簡単じゃないんだよ。
野球というのは失敗のスポーツだ。失敗して当たり前なんだ。普通の仕事で10回中3回しか上手くいかなかったら間違いなくクビだ。でも野球は許される。だからこそ、彼が直面している問題は理解ができる。なんとかリズムを取り戻してほしいね。あとあれだけの成績を残しながら、オールスターに選ばれなかったのはこたえるよ。彼も人間なんだから。それは後半戦に臨むうえで少なからず心に響いたはずだ」
果たして、レジェンド打者の“金言”は鈴木にどう響くか。残りわずかとなったレギュラーシーズンでの復調に期待したい。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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