「星野仙一記念館」が閉館・・・個人経営の記念館の運営継続が難しい理由とは
11月30日に閉館した星野仙一記念館の展示コーナー
その一方で星野仙一記念館とほぼ同時期にオープンした「松坂大輔スタジアム」(北海道稚内市)や「城島健司ベースボール記念館」(長崎県佐世保市)は既に閉館。福井市には長嶋茂雄さんの愛蔵品などを集めたスポーツミュージアムが存在したが、こちらもオープンからわずか6年弱で閉鎖してしまった。
それでも大分県別府市が運営・管理する別府市民球場内には「稲尾和久記念館」が併設されるなど、公的に管理されている施設もある。星野仙一記念館の場合も地元の倉敷市に収蔵品の管理を任せ、何らかの公的展示施設を模索する選択肢がやはり賢明なのかもしれない。
例えば、今後は博物館の仏像展のように、倉敷市が収蔵品を管理しながら星野さんにゆかりのある名古屋市や仙台市などに「出開帳」してみてはいかがだろう。収蔵品には貴重なものも多く、中日関係では、「夢」と直筆されたサインボールを抱える初期ドアラのぬいぐるみなどもある。関連する自治体や球団と連携すれば、特別企画展を開くこともできるのではないか。
[文/中日スポーツ・鶴田真也]
・今すぐ読みたい→
「新庄監督ノンテンダーもノープロブレム!自由契約3選手「良かった」発言で構想外決定的に/a>
清原和博さんの「新庄監督批判」が世間から総スカンのワケ
矢野阪神痛恨!激震続くオフで「1敗」とされる「あのコーチ人事」とは
1 2