帰ってきた藤浪晋太郎は再生を果たせるか 近鉄OB佐野慈紀氏の視点 「お手本はバウアー」「まずは自分の強い球を投げること」
藤浪がいつ勇姿を見せるのかも、注目される(C)産経新聞社
野球評論家の佐野慈紀氏が現在の野球界を独自の視点で考察する「シゲキ的球論」。今回は3季ぶりの日本球界復帰が話題となっている、DeNAの藤浪晋太郎をクローズアップする。
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藤浪は2012年ドラフト1位で阪神に入団。ルーキーイヤーから先発として3年連続2桁勝利を達成するなど右の本格派として存在感を示した。
NPB通算10年間で通算189試合で57勝54敗11ホールド、防御率3.41という成績を残し、ポスティングシステムを利用して海を渡った。
今年はマリナーズとマイナー契約を結び、21試合登板で2勝1敗4ホールド、防御率5.79。現地6月17日にマリナーズ傘下3Aタコマを退団することが発表されていた。
また、藤浪といえば190センチを超える高身長から繰り出される最速165キロの角度あるフォーシーム、カットボール、スライダー、フォークと多彩な変化球も持ち、先発、救援の経験も持ちあわせていることから、チームではどんな起用となるのかも注目されている。
まず課題の制球難に関して、DeNAは得意のAIやデータ活用のメカニクス改善にも自信を見せているが、佐野氏はこの点に関して、データはもちろん大事としながら、「あまり詰め込まないほうがいい」とする。
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