林昌範が驚いた 現役引退するDeNA・加賀のプロ意識とは
新人の時は先発投手、救援に配置転換以降はセットアッパー、ワンポイント、敗戦処理とチームのために身を粉にして投げ続けてくれました。9年間の現役生活で278試合登板、12勝22敗72ホールド1セーブ、防御率4.03。その数字以上にチームへの貢献度は非常に高かったと思います。彼はどんな時でも「準備、行動、反省」を大事にしていました。野球に取り組む真摯な姿勢や常に周囲を気遣う姿勢で後輩からも慕われていました。後輩たちが加賀の「プロ意識」を引き継げば、DeNAはもっと強くなると思います。
鉄腕と呼ばれた男が今年は8試合登板しか出来なかったこと、家族の事、自分の投球が出来なくなったこと…考え抜いて引退を決断したと思います。「本当にお疲れ様」という言葉と共に、加賀の一ファンとして、またグラウンドに戻って来てほしいと思います。
※健康、ダイエット、運動等の方法、メソッドに関しては、あくまでも取材対象者の個人的な意見、ノウハウで、必ず効果がある事を保証するものではありません。
[文/構成:ココカラネクスト編集部 平尾類]
林 昌範(はやし・まさのり)
1983年9月19日、千葉県船橋市生まれの34歳。市立船橋高から01年ドラフト7巡目で巨人入団。06年には自身最多の62試合に登板するなど主に救援で活躍。08年オフにトレードで日本ハムへ移籍した。11年に退団し、12年からDeNAに加入。昨オフに戦力外通告を受けて現役引退した。通算成績は421試合で22勝26敗22セーブ99ホールド、防御率3・49。186センチ、80キロ。左投左打。家族はフリーアナウンサーの京子夫人と1男1女。