出場機会を求める巨人・山瀬慎之助が2度目の交渉でサイン 他球団がノドから手も巨人が「出せない」理由
山瀬は心機一転、来季開幕からの1軍入りを狙う(C)産経新聞社
巨人の若手捕手・山瀬慎之助は11月27日、大手町の球団事務所で契約更改交渉に臨み、サインしました。今季はイースタン・リーグで100試合に出場、打率.302をマークしましたが、1軍では1試合の出場にとどまりました。今月17日に行われた交渉は保留、2度目の交渉でサインという運びになりました。
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今季はFAで甲斐拓也がソフトバンクから加入。捕手陣は、し烈なポジション争いを強いられました。山瀬は出場機会を強く求めていると報じられています。
プロ野球関係者は言います。
「山瀬はドジャース・佐々木朗希と同世代で、石川の名門・星稜高校から2019年のドラフト5位で巨人に入団。『山瀬バズーカ』と呼ばれる強肩で注目を集め、送球の正確さやリード面でも着実に成長しており、今年のイースタン・リーグでは打率.302の好成績をマーク。『近未来の正捕手』として期待されています」
関係者は続けます。
「巨人の1軍捕手は層が厚い。ただでさえ大城卓三、岸田行倫、小林誠司と実績十分の捕手3人がいながら、昨年オフにはソフトバンクから甲斐拓也が加わった。山瀬はスポーツ各紙に、出場機会を求めて他球団でのプレーを模索したい旨を語ったことも報じられていました。24歳という心身が充実したタイミングで、1軍というスタート地点にも立つことができない無念さが、ひしひしと感じられます」





