【巨人】注目集める令和流のチームの動かし方 ヤクルト戦で光った指揮官の”ファインプレー”に「うちの上司にも欲しい」

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 試合後、阿部監督は制球に苦しみながら初勝利をあげた山崎の粘りをたたえながら、伝達がうまく伝わらなかった点には「申し訳なかった」とミスを認めた。

 こういった阿部監督の試合後コメントが伝わるとネット上では「ミスを素直に謝れる上司は素敵」「きちんと選手にも意図を説明して謝罪はなかなかできるものじゃない」「うちの上司にも欲しい」などと”あっぱれ!”の声があふれた。

 この試合、ほかにも選手を後押しする起用が光った。1番には今季初先発となった俊足の重信慎之介を組み入れた。ここまで代走、守備要員の側面が目立っていたプロ9年目の外野手を先発で起用し、重信もベンチの期待に応え、1点を追う5回には先頭で右前安打で出塁すると、続く吉川尚輝の2球目に二盗を決めてみせた。その後、吉川は四球で出塁、4番の岡本が2点適時打と鮮やかな逆転劇の口火を切った。

 懸案の1番打者候補には開幕からドラフト3位ルーキーの佐々木俊輔、萩尾匡也、浅野翔吾、吉川と様々な選手をテスト中。ここに俊足で今季はオープン戦から結果を残してきている重信が加わるかも、注目とされる。

 開幕から10試合が経過し、投打含め不安定な要素も出てきているが、目指す「全員野球」で勝率5割、3位をキープしている。主砲の岡本も打率.378、打点9でリーグ二冠と調子を上げてきた。今後も青年指揮官の起用法、戦いぶりが注目を集めそうだ。





[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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