【巨人】注目集める令和流のチームの動かし方 ヤクルト戦で光った指揮官の”ファインプレー”に「うちの上司にも欲しい」

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阿部監督の選手の背中を押す起用がチームに好循環をもたらしている(C)KentaHARADA/CoCoKARAnext

 巨人は4月9日に行われたヤクルト戦(鹿児島)に3-1の逆転勝ち。主砲・岡本和真が5回に2点適時打、7回に2号ソロを含む全打点をあげる活躍ぶりでチームを勝利に導いた。この試合では指揮官のある動作にも注目が集まった。

【動画】岡本和真が貴重な2号ソロを放ったシーン





 先発の山崎伊織は2回に先制を許すものの、その後は粘り強く投げ、6回途中107球で降板した。

 6回の継投時にはマウンドに阿部慎之助監督が自ら足を運んだ。通常の継投時は杉内俊哉投手チーフコーチが行くことがほとんどとあって、注目されたが、この場面指揮官が山崎に謝罪していたという。

 山崎は序盤から死球を与えるなど制球に苦しみながら粘投していたが、6回は先頭の長岡秀樹にヒットを許すと、二死二塁の場面で代打として青木宣親を迎える。ここでベンチは申告敬遠とし、青木を歩かせ、次打者の塩見泰隆との勝負を選択するも、この指示が山崎にはうまく伝達されていなかったという。

 結果として二死一、二塁で塩見にすっぽ抜けた球でこの試合2つ目の死球を与えてしまった山崎はそのまま降板。二死満塁の場面で起用された救援左腕の高梨雄平が西川遥輝を二ゴロに打ち取り、ピンチを脱出した。

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