「今の若手は・・・」巨人・阿部Cが漏らした選手育成の「難しさ」とは
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巨人はCS進出を賭けて、10月1、2日のDeNA戦(横浜)に臨む。現在3位のチームだが、残り試合の勝敗次第では阪神、広島に加え、最下位の中日にも3位の可能性があるとあって、大混戦の様相を呈している。
戸郷、菅野の両先発の奮闘と共に最近は得意の一発攻勢以外になかなかつながらないとあって、打線の奮起も求められている。
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一方でチームが抱える課題は若手育成にもある。「発掘と育成」を掲げて若手の積極登用も行いながら戦ったシーズン。しかし野手陣で終盤にきて生き残っているのは、最近は代打で登場する増田陸のみとあって、寂しさも感じさせる。
巨人において若手育成がどうして進まないのか。その点において昨年まで二軍監督を務め、今季から一軍に合流した阿部慎之助作戦兼ディフェンスチーフコーチはこう語っている。
現役時代にバッテリーを組み、盟友で知られる巨人OB上原浩治氏のYouTubeチャンネル「雑談魂」に9月上旬に出演した阿部コーチは、選手が打てるようになる条件として「ボールに対して強く振ることでしょう」ときっぱり。
また強く振るためには、一定の練習量が必要となるが、それがなかなか容易ではない現状を明かした。チームでは打球速度を測る機器なども用いて練習を行っているが、「そういった数値を見せつつ、納得させるしかない」と語り、今の若手においては「可視化」がキーワードとなっており、形から入る選手も増えているという。