藤浪晋太郎に復帰星を献上 勝負所、中日の7回の用兵を球界OBも不思議がる「なんで辻本だったんだろう」
その中で、31日の中日戦に投げた藤浪についても言及。
大阪桐蔭バッテリーとなった後輩捕手、松尾のリードも素晴らしかったとしながら、目を向けたのは7回の攻防にあった。
1点を追う7回、中日は先頭の大島洋平、ロドリゲスの連打などで1死二、三塁とすると、ベンチは先発の松葉貴大から代打に右打者の辻本倫太郎を投入。
結果は二飛に倒れ、続く岡林勇希も三ゴロに倒れ、得点を奪えなかった。
この場面のベンチの選択に対し、「勝負どころでブライトもいるし、細川もいるし、チェイビスもいる」「打てるバッターはけっこういたんだよね」としながら、「いや、だけど辻本でいいのかと思った」と同じ右打者にしてもほかの選択肢がなかったのかとコメント。
さらに打席内容に関しても「スクイズあるなと思ったの」と三走が大島なこともあり、仕掛けてくるかと思い、見ていたが、結果は平凡な二飛に終わった。
今回の代打の選択に関しては辻本が悪いわけではないとしながら、「だけどさ、怖いバッター、打てるバッターたくさん(チームには)いるじゃない」「1割台のバッター使わなくても、確率のいいバッターいたはずだし」「なんで辻本だったんだろう」と中日のベンチ、考えもあるとしながら、やや疑問が残ったという。
高木氏は「俺は今日は中日の試合だったなと思うけど」と藤浪も途中走者を背負い、苦しい場面もあったことで攻め入るスキはあったとしながら、惜しい星を落としたとした。
中日は対藤浪にこれで日本球界復帰初戦となる17日の試合含めて、2試合計12イニングでわずか1得点となっている。
今後上位を狙う意味でも倒さないといけない相手であることは間違いない。3位DeNAとは1.5差、2位の巨人とも3ゲーム差とまだまだCS争いに食い込める位置にいる。この悔しさを次にどう生かしていくか。今後の戦いぶりも注目を集めていきそうだ。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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