藤浪晋太郎のスタート地点が「アスレチックスでよかった」 上原浩治氏が見解「他のチームだったら切られてる可能性があった」
藤浪の覚醒はメジャー流の指導法の影響も大きかったようだ(C)Getty Images
オリオールズの藤浪晋太郎は、地区優勝へ突き進む強豪の戦力としてブルペンを支えている。シーズン序盤は課題とされていた制球に苦しみ、先発から中継ぎに不本意ながらも転向。その後は持ち前のストレートで打者を制圧するシーンが多く見られ、オリオールズにトレードして以降も安定した投球を続けている。
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先発をクビになった後に、移籍先で優勝争いを演じるなど、まさに天国と地獄を味わう濃厚なシーズンを送っている藤浪だが、元メジャーリーガーの目にはどう映っているのか。レッドソックス在籍時にワールドシリーズ制覇に貢献した上原浩治氏が、元巨人ヘッドコーチの岡崎郁氏のYouTubeチャンネル「アスリートアカデミア」に出演。藤浪の今シーズンを振り返った。
上原氏は「アスレチックスでよかった。他のチームだったらもう切られている可能性もあった」とキッパリ。アスレチックスは現在48勝108敗、ア・リーグ全球団中最下位に沈んでいる。シーズン通して低迷しているチームに入れたからこそ、登板機会を与えられ、オリオールズの目に留まることができたと口にする。
次に藤浪のポテンシャルについて「あれだけ手足が長くて腕もきちんと振れるんで、もってるものはすごいと思う」と絶賛。「細かいコントロールは正直、彼は無理だと思うんです。キャッチャーも真ん中しか構えてないんで、それで良いと思うんです」とストレートで押し切る今のスタイルを変える必要はないと話す。