波乱万丈だった1年 藤浪晋太郎の“MLB2年目”に早くも米識者が見解を吐露「本当に不安定だったが、進歩はしていた」
もっとも、シーズン終盤に存在感を強めた藤浪だが、去就は不透明なままだ。アスレチックスと1年契約が終わりを迎え、今オフはFA(フリーエージェント)となるが、オリオールズが再契約をする可能性は決して高くはない。MLB公式サイト『MLB.com』も今月13日に掲載したレポート内で「仮にチームに戻らなくても驚くべきことはない」と指摘している。
藤浪のFAに対して、再契約を躊躇する識者たちの声は小さくない。地元ラジオ局『Baltimore Positive WNST』のコメンタリーを務めているルーク・ジョーンズ氏は「彼は行ってしまった。もうフリーエージェントになったんだ」と指摘。「フジは最初から本当に不安定だったが、良い時もあって、進歩はしていた。それでもアップダウンがかなり激しかった。オリオールズはポストシーズンのロースターにフジナミではなくベイカーを入れていたから再契約はないだろう」と、チーム内における序列の低下を論じた。
それでも「欲しがるチームはあると思う」と見解を口にしたジョーンズ氏。9月は、WHIP1.34、奪三振率9.31とアピールした藤浪だけに、新天地の選定はさらなる飛躍の肝となりそうだ。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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