念願のメジャー初勝利に藤浪晋太郎が歓喜のコメント!米紙が伝える「チームが勝ってもたらしてくれた」
レンジャーズ戦でメジャー初勝利を手にした藤浪。当初は登板の予定はなかったという(C)Getty Images
現地時間5月12日(日本時間13日)、アスレチックスの本拠地オークランド・コロシアムで開催されたレンジャーズ戦で、藤浪晋太郎がメジャー初勝利を手にした。
藤浪は延長の10回途中、2点を勝ち越され一死一・二塁という状況で7番手として登板。最初の打者から見逃し三振を奪うなどで無失点で切り抜けると、その裏にブレント・ルーカーの3ランが飛び出し、9-7で劇的な逆転勝利を収めた。苦しんでいた右腕にとっては、メジャー11試合目にして念願の初勝利となった。
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MLB公式サイトは、アスレチックスのマーク・コッツェイ監督が「2日前のヤンキース戦で2回1/3を投げていたフジナミをこの日に使うのを避けたかったが、7番目の投手として起用した」と伝えている。コッツェイ監督は「彼に今夜は投げられるかと聞いたら、『イエス』と答えた。初めての勝利を手にしたフジ、ルーク(本塁打を打ったルーカーの愛称)、チームにとって特別な夜だ」と満足げに語っていたという。
また、藤浪は通訳の鎌田一生さんを通じて勝利の喜びをコメント。米紙『サンフランシスコ・クロニクル』によれば、「初勝利を挙げられてうれしい。先発の勝利としてではなく、チームが勝ってもたらしてくれたもの。だからこそ、素晴らしい勝利だと感じている」と述べたという。
ちなみに、日本人ピッチャーのメジャー初勝利を、ロッカー裏ではチームメイトも祝福。藤浪をランドリーカートに乗せてシャワールームに運び、決勝打を放ったルーカーも含めたチームメイトたちが、ビールを浴びせかけたと伝えられている。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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