中日が果たしたい藤浪晋太郎への「リベンジ」 主砲・細川の休養濃厚で、考えられるベストオーダーは?
ただ、これが今の中日において「ベストオーダー」かと言われると釈然とはしない。前回対戦は5回1失点と抑え込まれただけに、同じ轍を踏むのは良くない。そこで、ベストではないにしても「よりベター」なオーダーを考えてみた。
(中)岡林勇希
(二)樋口正修
(右)上林誠知
(一)ボスラー
(左)ブライト健太
(三)チェイビス
(捕)宇佐見真吾
(遊)ロドリゲス
(投)松葉貴大
肝はやはり右の強打者を入れたことにある。細川は難しくてもブライト健太やマイケル・チェイビスを出して、少しでも相手にストレスを与えることは必要ではないか。ブライトはボールへのアジャストがうまく、万が一抜け球が来てもなんとか避けられるはず。一方、チェイビスは米国で藤浪との対戦経験があり、イメージは湧く。
樋口とロドリゲスの二遊間はそのままにしている。樋口は前回、藤浪からプロ初安打と盗塁を決めてチャンスを演出。ロドリゲスに関しては「山本泰寛を休養させる」という側面が大きい。村松開人や土田がファームにいる中、山本に異常が発生すると残り試合の遊撃を回すのが厳しくなる。
連勝で上位進出への機運が高まっているからこそ、中日には藤浪をものともせず勝ってもらいたい。首脳陣がどういうオーダーを組むのか、ファンならずとも注目が集まりそうだ。
[文:尾張はじめ]
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