奪三振率11.57の球威ですら「諸刃の剣」に 日本球界復帰が迫る“ロマン腕”藤浪晋太郎が拭いきれない「疑念」とは?
一方で弱点は明確だ。それは渡米前の阪神時代から露呈してきた制球難である。今季のマイナーでも、高い奪三振力とは裏腹に、コントロールを乱して“自滅”する場面はあった。それは12.54という高すぎる与四球率が如実に物語ってもいる。
文字通り打者をねじ伏せる投球は魅力ではあるものの、安定感を欠いた途端、一気に崩れて大量失点に繋がる。その課題を克服しきれていない感が否めない藤浪については、米メディアも厳しく指摘している。米老舗誌『Sports Illustrated』は「フジナミは電撃的なボールを武器に、今季も計18.2イニングで24個の三振を奪ったが、その一方で26個の四球を出し、制球力に懸念は拭いきれていない」と論じている。
球界屈指の球威が“諸刃の剣”にもなる藤浪。そんな日本を代表する“ロマン腕”が新天地とするのは、本当に戦力拡充に奔走する横浜となるのか。それとも――。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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