新天地求める藤浪晋太郎が「クローザーの可能性を秘めたFA」に選出「フジナミは最も興味深いFAの1人だ」
球速は高い評価を受けている藤浪。環境次第では大化けする可能性があるだろう(C)Getty Images
現地12月17日(日本時間18日)、MLB公式サイトでデータ分析を担当するデビッド・アドラー記者は「クローザーの可能性を秘めたFAリリーバー5人」と題して記事を配信。オリオールズからフリーエージェント(FA)となっている藤浪晋太郎が選出された。
【動画】変貌した藤浪晋太郎、渾身163キロの剛速球での奪三振シーン
今季からメジャーリーグに挑戦した藤浪はアスレチックスとオリオールズの2球団で64試合に登板して7勝8敗2セーブ、防御率7・18、83奪三振をマーク。序盤は先発で結果が残せずにいたが、リリーフに転向後は重要な場面で起用されるケースも増え、チームの勝利に貢献した。
同記者は「フジナミは最も興味深いフリーエージェントのワイルドカードの1人だ」と高評価。その理由については、「クローザーになるには、2023年に日本から移籍してきた最初のシーズンは、制球が不安定だった。しかし、もし彼が自分の投球をコントロールできるようになれば、その投球はクローザーレベルになる。毎日103マイルを投げられる投手はなかなかいない」とした。
アドラー記者は右腕の剛速球に注目し、「フジナミは昨シーズン、100マイル以上の速球で16個の三振を奪い、これはメジャーの投手の中で6番目に多い数字だ。その中でも最速は102.6マイルで、1年を通して剛速球で三振を奪える投手はフジナミ、チャップマン、ヒックスの3投手しか、フリーエージェント市場では見つけることができない」と紹介。