藤浪晋太郎はサイドスローで復活する?球界OBが考える打開策「肘を上げている時間に身体が行っちゃってる」
中継ぎに配置転向された藤浪は復活できるのか(C)Getty Images
先発で結果を出せずに中継ぎ転向を命じられた藤浪晋太郎。メジャー初の中継ぎでの登板となった4月27日のエンゼルス戦では味方のエラーが絡んだものの、2回1失点(0自責点)と悪くない結果を残した。しかし、ここから乗っていきたい藤浪だったが、29日のレッズ戦では1回を投げ、被安打2、四球3、暴投1と荒れに荒れ、2失点(2自責点)の厳しいマウンドとなった。
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NPB時代でも調子を落としていた時期に中継ぎに転向したことで、持ち前の力強いピッチングを取り戻す姿を見せていただけに、中継ぎでの躍動を期待していたファンも多かったことだろう。だが、メジャーでは役割が変わっただけでは、簡単に不調を脱することはできないようだ。
悩める藤浪が復調するためには何が必要なのか。現役時代に大洋(現DeNA)で活躍した野球解説者の高木豊氏は自身のYouTubeチャンネルにて、ニュース等でよく使用される藤浪の投球中の写真が、オーバースローであるにもかかわらず肘が肩よりも上がっていない状態のものが多いと指摘し、「パッと見た瞬間に『この子はサイドスローなのか』と思うよね」「(肘が上がっていないのに)上から投げるってそんな無駄なことする?」と話した。
続けて「だったら上から投げるフォームを勉強しなきゃいけない」としつつ、「サイドで投げたほうがまとまるんじゃない?」「ボールに力を伝える力は持っている子だから、横から投げてもいいのかなって気はする」とサイドスローへの転向を勧めた。