「電光石火の投球だ」2戦連続の零封、好投続く藤浪晋太郎に地元メディアも期待の声「大舞台での魅力的なオプション」
2試合連続で好投を披露した藤浪。オリオールズ移籍以降、着実に安定感を増している(C)Getty Images
ア・リーグ東地区首位のオリオールズは現地時間9月6日(日本時間7日)、敵地でエンゼルスと対戦、10-3で勝利し同カード3連勝を飾った。3回までで5点を奪い、その後も追加点を挙げ、8回にはアンソニー・サンタンダー、オースティン・ヘイズに連続ホームランが飛び出すなど10得点で大勝。首位チームの勢いをみせつける試合内容となった。
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この3連戦では藤浪晋太郎が2度、マウンドに登っており、いずれも1イニングを0点に抑えている。特に、そのパフォーマンスが光ったのは9月5日(同6日)のゲームだ。5-4と1点リードで迎えた10回裏、マウンドに送られた藤浪はランナーを2塁に背負う場面だったものの、圧巻のピッチングを披露した。エデュアルド・エスコバーには158キロのストレートを立て続けに投げ込み、中飛に打ち取っている。これが犠牲フライとなりランナー3塁となるも、続くトレイ・キャベジ、ノーラン・シャヌエルを連続三振。迫力を感じさせる投球で打者3人を仕留め、今季2セーブ目を挙げた。
また、翌6日のゲームでも8回に登板し連投となったものの、先頭のブレット・フィリップスには150キロ台後半のストレートで三振を奪うなど、力強さ溢れるピッチングを披露。二死からブランドン・ドゥルーリーに三塁打を許すも、ルイス・レンヒーフォをレフトライナーに斬って獲り、この日も得点を与えずチームの勝利に貢献した。
現在まで、10試合連続で無四球の内容を続けるなど、オリオールズ移籍以降、安定感を増し続けている藤浪のピッチング。プレーオフの戦いも視界にとらえているチームの中でも、信頼を勝ち取ってきていることは明らかだ。