「ストライクゾーンを見つけられずにいる」3Aでもがく藤浪晋太郎の“惨状”に現地メディアも嘆き「昨年はここまでひどくなかった」
まったく結果が出ていない藤浪への評価は極めて厳しい(C)Getty Images
米球界2年目、日本人右腕がもがき続けている。
メッツ傘下3Aシラキュースでのプレーが続いている藤浪晋太郎は、現地時間4月28日(日本時間29日)、コロンバスとのダブルヘッダー第2試合でリリーフとして登板。シーズン8度目のマウンドとなったが、四球、適時打などで2点を奪われた。新天地へ移った今季だが、メジャー昇格への兆しは一向にみえないままだ。
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登板のたびに四球や失点を繰り返している藤浪。この試合を終えての防御率が15.88となっており、この稀にみる「惨状」には、かつて新戦力として大きな期待を寄せた専門メディアも頭を悩ませている。
メッツの情報を扱う『FANSIDED Rising Apple』は現地時間4月30日(同5月1日)、藤浪の現状を論じる特集記事を配信。その中で、「シンタロウ・フジナミは3Aで打ち込まれ、ストライクゾーンを見つけられずにいる」と評している。
同メディアは、ここまで不振が続いていることで「何が原因かは想像がつくだろう。フジナミは今シーズンすでに13人の打者を歩かせているのに対し、奪三振はわずか7」など制球難を指摘し、さらに「この右腕は『本当は左ききなのではないだろうか』と冗談めかして疑いたくなる」と続けた。
また、「日曜日のダブルヘッダー第2試合に登板したフジナミは、またしても苦戦を強いられた。6回に登板し、安打と2つの四球を与え、さらにその後にも安打を浴び2点を失った。この登板で打ち取ったのは、2番目に対戦した打者1人だけだった」と直近での登板内容を回想。