「だいぶ疲れたと思う」”常に一発”の緊迫下で7投手を支えた中村悠平を侍OBが称賛!「よく全員を引っ張った」
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ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)決勝で前回大会優勝国のアメリカを3-2で下し、侍ジャパンが14年ぶり3度目のWBC制覇を果たした。今大会では東京ドームで行われた初戦から、7連勝で世界の頂点までたどり着いた侍ジャパン。圧倒的な強さで“完全優勝”を成し遂げた。
元ヤクルトOBで現役時代は守備の名手としても知られ、2006年の第1回WBCでは日本代表として世界一に貢献した宮本慎也氏が、22日までに更新されたYouTubeチャンネル「野球いっかん!」に電話出演し、世界一に輝いた侍ジャパンの戦いを振り返った。
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決勝戦で「3番・DH」として出場。9回には投手として登板し、胴上げ投手になった大谷翔平については「また漫画みたいなものを見た。すごい。あれはマジですごいよ」と感嘆した様子で話し、「彼はスーパーマンだよね。みんな頑張ったんだけど、やっぱり大谷の大会だった」と、日本のスーパースターを終始絶賛した。
今大会を振り返り、宮本氏は「日本のストロングポイントは投手というのが出た大会だった」とコメント。決勝戦ではアメリカのスーパースターが並ぶ強力打線に対して、日本の投手陣が奮闘。計7投手のマシンガンリレーでアメリカの打線を2失点に封じた。
そんな投手陣を決勝戦では1人でリードした中村悠平を宮本氏は称賛する場面もあった。「ムーチョ(中村)も、決勝で1試合任されてだいぶ疲れたと思うけど、(アメリカ打線)次から次へとみんなホームランの可能性がある選手が出てくる中で、よく全員の投手陣を引っ張った」と話し、強気のリードで侍ジャパンを世界一に導いた“扇の要”を称えた。