元レッズの34歳秋山翔吾がメジャー継続を諦め日本球界復帰を決意 コロナ禍、大リーグの若年化の波に勝てず

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(C)Getty Images

 大リーグ・パドレス傘下のマイナー3Aエルパソを退団した秋山翔吾外野手(34)が日本球界復帰の意向を示した。国内メディアによると、自由契約となった後にメジャー球団からのオファーがなく、3シーズン過ごした米球界を志半ばで去る決断をした。古巣の西武がオファーを出す意向で、熾烈(しれつ)なパ・リーグのペナントレースを制する上でも願ってもない補強になりそうだ。

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 西武の主力として活躍していた2019年オフに海外FAを行使し、3年総額2100万ドルの選手契約でレッズに入団。メジャー30球団で唯一、日本人が所属したことがなかったチームに入ったことで注目された。が、1年目の2020年から新型コロナウイルス禍に振り回されてきた。

 初年度はシーズン開幕が7月までずれ込み、実戦勘を養えぬまま、メジャーの野球に対応せねばならなかった。レギュラーシーズンも60試合に短縮され、本塁打を1本も打てなかった。昨季は2度も脚部を故障するなど88試合で打率.204、0本塁打、12打点と振るわず、契約最終年となった今年も開幕直前にロースターから外れ、レッズを退団する道を選んだ。

 その後は新天地としてパドレスとマイナー契約を結んだものの、6月に入って新型コロナウイルスに感染して戦線を離脱。アピールの機会をつくれぬまま、マイナー契約を解消して再び自由契約となった。





 日本で首位打者1回、最多安打タイトル4回を獲得し、9年間で1405安打をマークした実績はあるものの、大リーグでは居場所を見いだせなかった。この事情について、日本選手の場合は制度上、大リーグ入りした時の年齢が高くなり、活躍できる期間がどうしても短くなるというマイナス面が挙げられる。

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