“もう一皮むけてほしい”巨人・阿部監督が指名した投打の「ブレイク期待株」とは
昨年は開幕1軍を果たしながら、段々と調子を落とし、4月初旬にファーム落ち。再合流した8月の試合では、すぐさま阪神戦で豪快な満塁弾を放つなど、改めて潜在能力の高さがクローズアップされた。昨年は40試合に出場、打率.240、3本塁打、18打点。
勝負の3年目、将来の中軸にと指揮官も期待する若き外野手に向けて「去年あれだけいい経験ができた」としながら、「それをどう生かしてレギュラー争いするかっていうのを見ておきたい。自分の殻を破って、どうやっていくのか、マッチくらい熱くなれたら、レギュラーを獲っていると思う」と熱く語った。
投手には昨年は侍ジャパンの勇姿も注目を集めたプロ6年目シーズンとなる井上温大の名前をあげた。
井上に関しては「左の日本のエースと言われるようになってほしいなと思っているので、僕は厳しくしている」と明言。オフにはもっと若い背番号に変更の可能性もあったが、指揮官がさらなる結果を求めて突っぱねたことも伝えられた。
阿部監督もその話題を振られると「『そんなに甘くないよ』と裏返しの言葉として言ってあげてもいいのかなと。そういう厳しさも必要だなっていうのもあるし」としながら、入団1年目から成長を見守ってきた左腕に関して「もちろんかわいいですよ。だけど甘やかすのは簡単なので」とあえて心を鬼にして、成長を見守っているとした。
投手陣においては昨年15勝をマークした菅野智之がメジャー挑戦で抜ける穴をいかに埋めるかも注目されている。
将来の中軸候補、また若き左腕が2025年シーズンに大暴れできれば、それだけ目指す日本一にも近づくことは間違いない。注目の存在となりそうだ。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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