クリケッター・木村 日本代表合宿で思い出したプロ野球のキャンプ
クリケッターの木村昇吾です。今回は日本代表合宿について。
クリケット男子日本代表メンバー(左端が木村)
28日から佐野クリケットグラウンドで日本代表の合宿に3泊4日で練習参加しました。普段は練習場の確保の問題もあり、毎日広いグラウンドで練習できるわけではありません。今回は午前10時過ぎから午後5時過ぎまで連日、日本を代表するボウラー(投手)たちと対戦でき、他のバッツマン(打者)とも意見交換できて貴重な時間を過ごしました。グラウンドの外でも首脳陣、選手と共に食事をして交流を深めるなど充実した日々で、毎年2月に約1か月間行っていたプロ野球のキャンプを思い出しました。
自分自身の打撃にも手ごたえがつかめるようになりました。クリケットはファールがなく360度がヒットゾーンです。ワンバウンドしてアウトローに逃げる球を以前は打つポイントが前になり引っ張るようにして打っていたのですが、この合宿では実戦形式で体の近くまでひきつけて真横に飛ばす打ち方で、バウンダリー(野球のフェンス)をノーバウンドで越える6得点の長打を打つことができました。打撃技術の幅が広がると得点も増えます。こういう引き出しを1つでも多く増やしていきたいですね。
日本代表は20人から14人に絞り込みが行われます。僕に足りないのはクリケットの圧倒的な経験値です。すべてが勉強ですし、練習も質量共に追い求めると同時ににどうすればうまくなるかこれからも常に考えていきたいと思います。
トム・ハフー日本代表コーチ(左)と共に笑みを浮かべる木村
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※健康、ダイエット、運動等の方法、メソッドに関しては、あくまでも取材対象者の個人的な意見、ノウハウで、必ず効果がある事を保証するものではありません。
[文/構成:ココカラネクスト編集部 平尾類]
木村 昇吾(きむら・しょうご)
1980年4月16日、大阪府生まれの37歳。尽誠学園で3年夏に甲子園出場。愛知学院大に進学し、遊撃手でベストナインを5度獲得するなどリーグ通算打率・318、5本塁打。02年ドラフト11位で横浜に入団。07年オフに広島にトレードされ、11年は遊撃のレギュラーをつかみ、自己最多の106試合出場で37犠打をマーク。15年オフにFA権を行使したが移籍先が難航し、西武にテスト生で入団。昨年限りで戦力外通告を受け、クリケットに転身。インドのプロリーグでの活躍を目指す。あずさ夫人と子供は1男2女。
木村昇吾公式サイト(http://shogokimura.net/)