豪州で奮闘中 「不思議キャラ」の西武・高木勇人の知られざる一面とは
木村昇吾です。豪州のメルボルンを拠点にするプレミアリーグのチーム「セントキルダ」でプレーしています。現在、豪州では野球のウインターリーグが開催されています。NPBの選手たちも参加している中で、先日は清川栄治2軍巡回投手コーチ、上本達之ブルペン捕手、小林俊太郎通訳、高木勇人投手、斉藤大将投手と食事する機会がありました。
西武は昨年まで所属していたチームなので今年に10年ぶりに優勝できたことに「おめでとうございます」と祝福させて頂きました。クリケットの話もしました。上ぽん(上本ブルペン捕手)が「すげーよなあ、絶対に真似できんわ」と感心してくれましたが、中でも一番食いついてくれたのが(高木)勇人でした。食事の席で話すのは初めてだったのですが、「豪州での生活はどうですか?クリケットはどんな部分が面白いですか?」とメチャメチャ食いついてくれました。話を聞くと勇人は海外が大好きなようで興味を持ってもらえたのはうれしかったです。ヒーローインタビューの発言などで「不思議キャラ」のイメージが強かったですが、話をすると自分の芯をしっかり持っていて熱い選手でしたね。
会食の中では清川さんがセ・リーグとパ・リーグの野球の違いについて話してくれて非常に勉強になりました。僕も両リーグでのプレー経験があるのですが、巨人から西武に今年から加入した勇人、若手の斉藤君も参考になる部分は多かったと思います。プロ野球選手たちと話すのが久々でしたが懐かしい感覚になり、非常に楽しかったです。競技は違いますがお互いの存在を刺激に切磋琢磨していきたいですね。
[文/構成:ココカラネクスト編集部 平尾類]
木村 昇吾(きむら・しょうご)
1980年4月16日、大阪府生まれの37歳。尽誠学園で3年夏に甲子園出場。愛知学院大に進学し、遊撃手でベストナインを5度獲得するなどリーグ通算打率・318、5本塁打。02年ドラフト11位で横浜に入団。07年オフに広島にトレードされ、11年は遊撃のレギュラーをつかみ、自己最多の106試合出場で37犠打をマーク。15年オフにFA権を行使したが移籍先が難航し、西武にテスト生で入団。昨年限りで戦力外通告を受け、クリケットに転身。インドのプロリーグでの活躍を目指す。あずさ夫人と子供は1男2女。
木村昇吾公式サイト(http://shogokimura.net/)