慶大の”清原ジュニア”は何が凄いのか プロ入りの可能性 スカウトの本音
それでは実際のところ、スカウトの評価はどうでしょうか。あるNPBスカウトは匿名を条件にこう語ります。
「いい選手であることは間違いありません。慶應義塾大で4番を務めるわけですから、並の打者ではない。それでもNPBはトップ中のトップが集い、1軍行きを巡って競争を繰り広げる世界。清原選手が現在の実力で、1軍で通用するのかと問われれば、さらなるレベルアップが必要というのが正直なところでしょう」
仮に獲得するとなれば、育成契約が濃厚と言います。
「ファームで経験を積めば、化ける可能性はゼロとは言えない。イケメンですし、新人合同自主トレや春季キャンプの話題を独占することは間違いないでしょう。スポーツ新聞社の上層部は自身と同世代のスターとなるKKコンビが大好きですから、連日一面になることは間違いない。グッズの売れ行きを考えたら、簡単に元が取れます」
プロ野球は人気商売。実力だけでなく「華」を兼ね備えたロングヒッターは、その部分でも獲得を検討するに値する人材であると、語ってくれました。
「正直、まだ東大戦を終えたばかり。ここで評価を下すのは早すぎます。4月27日からは名門・法政大との勝負に臨みますので、ここで爆発するようなことがあったら、かなり面白くなってきます」
清原選手、夢の父子二代プロは実現するのか。リーグ戦という名の“就活”から目が離せそうにありません。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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