移籍6試合目でもう球団記録更新、名門でも出色で際立つ大谷翔平の「爆速打球速度」
打球速度は驚きの約186キロ。大谷のすさまじいパワーを実証する数字だ(C)Getty Images
わずかデビュー6試合にして、球団史を塗り替えた。ドジャース・大谷翔平が3月31日(日本時間4月1日)のカージナルス戦で放った、火を吹くような爆速二塁打が話題となった。
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4点ビハインドの6回、先頭打者として打席に立つと、ここまで5イニングを無失点の好投を演じていたベテラン左腕スティーブン・マッツのチェンジアップを完璧に捉えた。ワンバウンドでフェンスを越えた右翼線への一打は、打球速度115・8マイル(約186キロ)をマーク。これに反応したのが、こまやかなデータ分析で有名な『MLB.com』のサラ・ラングス記者だ。
「ショウヘイ・オオタニの115・8マイルの二塁打は、スタットキャスト導入の2015年以降では、ドジャースで2番目に速い打球だった。過去にこれを上回るのは2017年4月4日にヤシエル・プイグが内野ゴロで残した116・0マイルだけ。すなわち、球団史上最速の安打。ドジャースの一員として、まだ6試合目なのに」
ここ数年、ムーキー・ベッツやフレディ・フリーマンだけでなく、J・D・マルティネスやトリー・ターナー、コディ・ベリンジャーやジャスティン・ターナーら多くの強打者が在籍し、11年連続プレーオフ進出中の名門だ。その球団記録を瞬く間に更新してしまったのだ。