球場熱狂の“咆哮” 大谷翔平の珍しい興奮場面に米記者も感嘆「オオタニは厳しい状況にさらされた時に、生き生きとする」
同点弾を放った直後に大谷は興奮し、叫んだ。(C)Getty Images
反撃の口火を切る一打に、球場は熱狂の坩堝とかした。
現地時間10月5日に本拠地で行われているパドレスとの地区シリーズ第1戦に、ドジャースの大谷翔平は「1番・DH」で先発出場。3点ビハインドの2回裏に同点3ランをマーク。5打数2安打、1本塁打、3打点の活躍でチームの逆転劇を演出した。
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まさに千両役者と言える圧巻の打撃だった。2死一、二塁の状況で迎えた第2打席で、ふたたび相手先発のディラン・シーズと対峙した大谷は、カウント2-1から真ん中高めに浮いた96.9マイル(約155.9キロ)の4シームを強振。速度111.8マイル(約180キロ)の弾丸ライナーで飛んでいった右翼席に着弾した。
この大谷の会心の一打がドジャースに流れを大きく引き戻し、7-5での勝利を呼び込んだのは間違いない。それほど、どこか重苦しかった球場の雰囲気は背番号17の強打から一変した。
そんな出色のパフォーマンスの中で脚光を浴びているのは、同点3ランを放った直後の振る舞いだ。シーズの4シームを捉えた大谷は、珍しくバットをポーンと放り投げるフリップを披露。さらに「よっしゃー! カモーンッ」とチームを鼓舞するように叫び、エキサイトしながらダイヤモンドを駆けた。
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