大谷翔平が2年連続で「今年の男性アスリート」を受賞 バスケ界の神様マイケル・ジョーダンに並ぶ3度目の選出

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 今季は54本塁打、59盗塁の活躍で、史上初の「50-50」クラブ入りを達成。キャリアハイの打率.310、初の打点王となる130打点と、打者としては非の打ちどころのない活躍をみせた。2年連続3度目の満票でのレギュラーシーズンMVPに加え、最優秀DHのエドガー・マルティネス賞、最優秀打者のハンク・アーロン賞と各種表彰を総なめとしたが、また一つ大きな勲章が加わった。

 大谷のエンゼルス2年目に指揮を執ったブラッド・オースマス元監督は「彼が来年、60-60を達成して20勝を挙げたとしても、私は驚かない」とコメント。「野球というスポーツの中で最も偉大なアスリートであり、2位以下を寄せ付けない」と『AP通信』に語った。

 ヤンキースとのワールドシリーズ第2戦で左肩を亜脱臼し、その後はケガを押してプレーした。シリーズ終了後には患部の手術を受けたことが公表されたが、その後の状態についても取材に答えた。

「可動域は完全じゃないですが、かなりよくなってきています。痛みはないです。多少の張りはまだありますが、ちょっとずつですが確実に良くなってきています」

 この時期のオフシーズンの投手にとっては標準的な、70マイル(約113km)以上の投球を再開しているともいう。昨年9月の右肘の手術の影響で、今季は野手一本に専念した。来季は投打二刀流として復活を目指す1年となる。

「今シーズンよくやったように、チームはブルペンデーを挟みながら5人ローテーションでいくかもしれないし、6人ローテーションを採用するかもしれません。休息と回復のタイミングをバランスよく取ることが大切だと思っています。自分自身のペースを大切にしながら、状況が自分たちにどうしていけば良いか示してくれるかもしれない」

 来年は3月に東京ドームで、カブスとの開幕シリーズで幕を開ける。

「今の個人的な目標は、開幕戦で完全に健康な状態でいること。投打二刀流でいければ最高だけど、状況次第だと思います」

 自然と大きなプレッシャーがのしかかる、いきなりの大舞台となるには違いないが、大谷は自然体を強調した。「自分にコントロールできることしかコントロールできないし、チームメートたちを信頼するだけ。後ろの選手たちを信じて。考えすぎることはないです」。どこまでも泰然自若に、自分にできる目の前のことだけに集中して、二刀流完全復活となる記念すべき1年へと進む。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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