「投手・大谷」の25年中の復帰は不要!? 人知を超える二刀流の再起を元MLB戦士が疑問視「なぜ急ぐ? 全く意味がない」

再起に向けた見通しが明るくなっている投手・大谷。(C)Getty Images
現球界で「唯一無二」の二刀流は復活なるか――。今季から投手として復活する見通しとなっているドジャースの大谷翔平を巡ってさまざまな意見が飛び交っている。
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今シーズンのメジャーリーグにおいて最大級の注目を集めるトピックとなるのは間違いない。23年9月にキャリア2度目となる右肘の手術を行った大谷は、打者に専念。投手としては1年をかけてリハビリに没頭してきた。
努力のかいもあって、復帰に向けた準備は着々と進んでいる。昨年11月のワールドシリーズ第2戦で負った左肩亜脱臼に起因する左肩関節唇(しん)の修復手術によってプランに遅れは出ているものの、シーズン中の復帰は決定的だ。指揮を執るデーブ・ロバーツ監督は「オフシーズンの最初のころに言ったように、日本では投げない」とした上で「早まるかもしれない」と5月中の復帰の可能性を論じている。
ただ、キャリアで2度の肘の手術を執行した選手が、手術前と同レベルまで回復した割合は65.5%。1度目よりもリハビリは複雑という見方もあるため、ドジャースはより慎重になるべきだという意見を提唱する識者もいる。
かつてマーリンズやレッドソックスで活躍したマイク・ローウェル氏は、MLBの公式ネットワーク局『MLB Network』の番組内で「ドジャースはオオタニが100%であることを確認するべきだ」と断言している。