大谷翔平、必然的に膨らむMVPへ期待 “ジャッジ派”だった米識者は「オオタニじゃなきゃ、球界は崩壊する」と熱弁
図抜けたポテンシャルを存分に見せつけ、声価を高める大谷。彼のパワフルな快進撃に米識者も魅了され続けている。(C)Getty Images
異次元の才能を示す大谷翔平(エンゼルス)は声価を高め続けている。当然だろう。今季の彼は文字通りの規格外なポテンシャルを目に見える結果でもって示している。
投打のスタッツは圧巻の一語だ。打っては打率.306を記録しながら、リーグトップの28本塁打と64打点をマーク。さらにメジャーリーグで重要視されるOPSも1.048のハイアベレージだ。加えて投手として16先発で7勝、被打率.180、奪三振率11.99とエース級の結果を出しているのだから、もう非の打ち所がないと言っていい。
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現地6月28日のホワイトソックス戦をNHK-BS1で解説した元カブスの福留孝介氏が「もう手のつけようがない」と賞賛したように、今の大谷は対峙するライバルたちからして攻略するのが容易ではない存在となっている。
となれば、必然的に高まってくるのが、日本人選手史上初となる2度目のMVP獲得への期待だ。すでに本拠地エンゼルス・スタジアムでは「MVPコール」が巻き起こるなど、現地では大谷の受賞を確定的と見る向きが強まっている。
辛口の識者も今季の大谷を高く評価する。1試合2本塁打と10奪三振を達成した27日(現地)の試合後にMLBの公式ネットワークチャンネル『MLB Network』の番組「MLB Tonight」に出演した往年の名投手であるダン・プリーサック氏は「確実にオオタニだ」を断言している。