“打者専任”の1年で偉業なるか 元エ軍打撃コーチは大谷翔平の「40-40」達成を断言「ショウヘイが怪物的な年にする」
ドジャースで好調を維持している大谷。彼に対する期待は高まる一方だ。(C)Getty Images
来る3月21日に韓国・ソウルで行われるパドレスとの開幕シリーズに向け、ドジャースの大谷翔平は、順調な調整を続けている。
現地時間3月2日に行われたガーディアンズとのオープン戦では、3回一死二塁で回ってきた第2打席に痛烈なタイムリーヒットを記録。5日前のホワイトソックス戦で放った“今春第1号”に続き、得点に絡む出色の働きを見せた。
ドジャースのデーブ・ロバーツ監督も「調子は良さそうだ」と太鼓判を押すなど、昨年9月に右肘に執行した手術からの回復も良好と言える。今季はリハビリの影響から投手でのプレーを断念し、DHでの打者専任となる大谷だが、ここまでの復調ぶりを見る限り、レギュラーシーズンにも期待をせずにはいられない。
球界で熱視線が注がれる“打者・大谷”に対する期待は、彼を良く知る識者も寄せている。元エンゼルスの打撃コーチで、二刀流を続けてきた偉才を間近で見つめてきたジェレミー・リード氏は、ロサンゼルスの日刊紙『LA Times』で「彼は40-40をやったとしても驚かない」と偉業達成を断言した。
リード氏の言う「40-40」とは1シーズンで40本塁打、40盗塁を達成する偉業だ。メジャーリーグ史においても過去5人しか成し得ておらず、本塁打を量産するパワーとスキルはもちろん、コンスタントに盗塁を記録する脚力と体力も問われる大記録である。