大谷翔平、3度目の正直ならず…それでもサイクル安打の“金字塔”に迫る異能ぶりに米識者は愕然「これは馬鹿げている」

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痛烈な17号アーチを含む4打数3安打を記録した大谷。サイクル安打に迫る猛打に賛辞が相次いだ。(C)Getty Images

 惜しくも金字塔は打ち立てられなかった。

 現地時間6月9日に本拠地で行なわれたシアトル・マリナーズ戦に大谷翔平は「2番・投手兼指名打者」として先発登板。投げては5回(97球)被安打3、6四死球、6奪三振、3失点で降板するも、打っては4打数3安打2打点を記録する大活躍を見せた。

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 立ち上がりから制球を乱して精彩を欠いた「投手・大谷」。かたや「打者・大谷」は大記録に迫る好調さを見せつけた。

 相手エースのルイス・カスティーヨと対峙したこの日、初回の第1打席にサードへの内野安打を放った背番号17は、2点を追っていた3回裏の第2打席に今季17本目となるホームランをマーク。センター後方の生垣へと着弾する飛距離440フィート(約134.1メートル)の特大アーチだった。

 これで勢いに乗った大谷は二死一塁で迎えた5回裏の第3打席には、97.4マイル(約156.7キロ)のシンカーをはじき返してツーベースをマーク。相手の守備がややもたついた間に、積極果敢に二塁へ駆け込む走塁も光った一打だった。

 今季3度目となる登板試合でのサイクル安打に王手をかけた大谷。だがしかし、本拠地のファンからの大きな期待を受けた7回裏の第4打席はカウント1-2からインローへの4シームを打たされてファーストゴロと凡退。過去2度と同様に、先発投手として史上初の偉業は記録できなかった。

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