大谷翔平とドジャースに許された“特別扱い”に「憤り」 米球界内で広まる異論に反論噴出「不満があるなら挑戦させればいい」
大谷“だけ”が恩恵を受けているルールが話題を呼んでいる(C)Getty Images
大谷翔平と投打二刀流――。その“在り方”を問う声に異論が飛んでいる。
議論のキッカケとなったのは、あるリポートだった。米全国紙『USA Today』の敏腕記者であるボブ・ナイチンゲール氏は、現状では大谷に“のみ”に適用されている二刀流選手へのルールに関して、ドジャースが1人だけ投手多くを抱えられるために「他球団が憤りを感じている」と伝えた。
【動画】打たれた投手が諦め 大谷翔平の圧巻逆方向アーチをチェック
もっとも、かねてから賛否を呼んでいたルールではあった。
いわゆる「大谷ルール」とも呼ばれるそれは、2022年からMLBの公式戦で適用。先発投手が指名打者(DH)を兼務できるようになり、降板後も試合に出続けられるため、起用の幅は大きく広がった。一方でシーズンを通して二刀流でプレーする選手は、現状で大谷のみで、恩恵を受けているのがドジャースだけとなっている。
そうした現状をふまえれば、ポストシーズンに向けてロースター枠を一つ多く抱えられる同ルールに、他球団が「憤り」を覚えるのも無理はないか。
ただ、大谷ルールが二刀流選手の可能性と幅を広げたのは間違いない。ゆえに球界内で渦巻いたネガティブな意見は、ファンの反発を招いてもいる。SNSでは「何を今さら。レギュラーシーズンと変わらない」「なんで否定的なるのかが分からない」「同じように二刀流選手の選手と契約をすればいい」「これがキッカケで二刀流選手が増えたらいいね」「大谷が二刀流を突き通せているのはルールのおかげではある」といった意見が相次いだ。






