異例のグラブ寄付に込めた熱き想い 大谷翔平が米誌で告白「ファンから頂いたお金。だから、お返しをしたかった」
ドジャース入団で話題を提供し続けている大谷。彼が行った異次元の寄付活動が話題は日本中を驚かせた。(C)Getty Images
日本列島を驚かせ、大きな反響を呼んだ前代未聞の寄付活動の舞台裏が明らかになった。
現地時間3月20日、米老舗スポーツ誌『Sports Illustrated』のトム・ベルドゥッチ記者のインタビューに応じた大谷翔平は、昨年11月に行った日本国内にある約2万校の全小学校に約6万個のジュニア用グラブを寄付した際の想いを打ち明けた。
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まさに異例の出来事だった。自身が使用するモデルの『ニューバランス社』製のグローブを各校に3つずつ寄付した大谷。野球の普及活動に大きな影響を及ぼしたこの行動は、瞬く間に日本だけでなく、世界中で話題に。“野球の本場”アメリカでも「彼は世代を超えて影響を与え続けることになりそうだ」(ショーン・スプラドリング記者談)と、そのあまりのスケールの大きさに称賛の声が相次いだ。
文字通り桁違いの貢献活動はなぜ生まれたのか。一連の行動を「キャッチボールは野球の中で最も美しいゲームである」として紹介した『Sports Illustrated』で、大谷はグローブを受け取った少年少女の反応を見た直後に、「まだこれで終わりじゃないんです。これが始まりで、もっと続けられることができてうれしい」と吐露。さらに寄付の意図を明かした。
「このアイデアは、ニューバランスとドジャースとの契約から生まれて、僕が提案したものです。あと基本的にはファンから頂いたお金です。だから、何かをお返しをしたかった。今だけに限った話ではなくて、未来について、野球について考えたうえでのものというか。ある程度、還元するのは普通のことかなと思います」