去就が注目集める大谷翔平 過去の意識高い発言が話題に
今季は日本人選手初の本塁打王に輝き、MVP受賞と圧巻の成績を残した (C)Getty Images
エンゼルスからFAとなっている大谷翔平の去就がまもなく決着かと注目を集めている。
早ければ今週末にも決着と伝えられている大谷の移籍先をめぐっては、ロバーツ監督が直接面談を認めたドジャース、花巻東の先輩、菊池雄星が在籍するブルージェイズ、ジャイアンツ、そしてここまで在籍してきたエンゼルスと4球団に絞られてきた。
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ここにきて、古巣のエンゼルス残留説も根強くなるなど、まさに情報は混沌としている。ただ大谷の性格上、FA市場への影響力を考慮した上で長引かせることは考えにくく、まもなく運命の日を迎えることになりそうだ。
またそんな大谷をめぐっては若き日の発言が改めてクローズアップされている。
12月7日に放送された野球系特番「中居正広のプロ野球珍プレー好プレー大賞2023」(フジテレビ系列・午後7・00~)では、日本ハム時代に大谷が発したチームを鼓舞する発言が注目を集めた。
同番組内では今季1年間の様々なプロ野球の出来事を振り返る中で、3月のWBCで侍ジャパンの指揮を執った栗山英樹氏がVTR出演。日本ハム監督時代に23歳当時の大谷がチームメートに向けて行った発言を紹介した。
開幕直前、当時のチームでは主力選手が自らの言葉でシーズンへ向かうチームにスピーチをするのが習わしだったが、この年はプロ5年目の大谷を指名。すると「翔平は『遊びたい、飲みたい、いろいろやりたい。そんなので優勝できるわけないですからね』と、みんなの前で。『勝ちたいんだったら野球やるしかないんです』って言ったんです」と栗山氏は証言。ある意味、先輩たちも前にやや強めの発言にも聞こえるが、栗山氏は続けて「勝ちたかったと思うんですよね。そのためにみんな頑張りましょう、僕がやりますからという宣言だったと思う」と大谷の真意を推測しながら、説明した。