“まさかの三振”に大谷翔平も思わず困惑 米球審の判定を敵地実況&解説も辛辣批判「オオタニはあまり感情を出す選手ではない」
ボール球をストライクと判定され、不満げな表情を浮かべた大谷。(C)Getty Images
大谷翔平(ドジャース)に対する厳しい判定が物議を醸した。
小さくない波紋を呼んだのは、現地時間6月28日に敵地サンフランシスコで行われたジャイアンツ戦の第1打席だ。初回に「1番・指名打者」で先発出場した大谷は、相手先発のローガン・ウェブと対峙。カウント0-2から外角高めに外れていくような94.5マイル(約152キロ)のシンカーを見送るも、球審のエドウィン・ヒメネス氏は「ストライク」とコール。これには打席の背番号17も困惑したような表情を浮かべた。
【画像】現地記者もア然!ストライク判定された大谷翔平への配球チャート
実は「対ウェブ」において大谷は、今年5月のジャイアンツ戦でも外角のストライク判定を巡って、不満をあらわにするシーンを見せていた。その際にはハンター・ウェンデルステッド球審から強い口調で注意を受ける場面もあったほどだ。
相手エースとの因果関係は不明だが、今回の判定も明らかにボールではあった。MLB公式サイトに掲載されているチャートで見ても、ウェブの投じた3球目はおろか、直前の2球もストライクゾーンからボール一個分ほど外れているのだ。
球審の正確性を数値化する米サイト『Umpire Scorecards』で、投球判定の誤審が今季に16度を数えていたヒメネス球審のジャッジには、敵地の実況席でも驚きの声が上がった。