勝負を“避けられなかった”大谷翔平 土壇場で見せた偉才に敵捕手も脱帽「良い打者は修正する。オオタニも例外じゃない」
結果的に智将の策は裏目に出た。「ほんとにヒットで、1得点でいいので、何とか打ちたいと思っていた」という大谷は、ホルトンがカウント1-0で投じたインハイへのシンカーを強振。センター方向に飛んで行った打球はワンバウンドでフェンスを越えた。
相手の警戒をかいくぐり、勝負強さを発揮した大谷。ここぞという局面で結果を出す姿には、マスク越しに見ていた敵捕手も脱帽するしかない。
試合後に米ミシガン州のスポーツ専門局『Bally Sports Detroit』の取材に応じたジェイク・ロジャースは、「相手にするのはタフな打線だった。我々もいい仕事ができていたけど、走者を出され、得点を許した。敬意を示すよ」とドジャースを称賛した上で、こう続けている。
「本当に彼らはプロフェッショナル打者たちだ。僕らは今夜、オオタニを抑えられていたと思う。でも良い打者は試合中に修正してくる。彼も例外じゃないんだ。最後は変化球を捉えられ、長打にされ、失点したよ」
持ち前の打力で敵チームをアッと言わせた大谷。その勝負師ぶりは圧巻であった。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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