“奇跡”の大谷翔平は「史上初のMVP」になれるか? 図抜けた打撃成績を収めた前半戦内容を分析
指名打者は守備に就かないため、守備面での貢献度がゼロ。ゆえに近年のメジャーのMVP投票で重要視されるようになっている打撃、走塁、守備、投球を総合的に表す指標「WAR」でも、守備に就く野手よりも低く評価が下される傾向にある。
ただ、前半戦を終えた時点での大谷のWARは、米野球データ専門サイト『Baseball Reference』版が「5.4」、同じく専門サイト『Fangraphs』も「5.2」とリーグトップの数値を記録。MVPに選ばれてもおかしくはなく、少なくとも受賞する立場には立ったと言える。
そんな偉才の前半戦について米スポーツ専門サイト『Sporting News』のカイル・マドソン記者は「前例のないMVP獲得できる」と断言。大谷を「野球界の奇跡の選手」と評したうえで、「投手としての能力を失った時に、彼の価値は下がると予想されたが、彼はドジャースでセンセーショナルなシーズンを過ごし、前例のないMVP賞を獲得できる」と太鼓判を押した。
娯楽の尽きなかった圧巻の前半戦を送った大谷。その勢いは、悲願のポストシーズン進出が絡んでくる後半戦でも続くだろうか。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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