いきなりの特大HRに衝撃 打たれた菊池雄星も口を開ける大谷翔平の“千両役者ぶり”に米記者も感嘆「まさに史上最高だ」

菊池との対戦を迎えた大谷は、文字通り強烈なインパクトを残した。(C)Getty Images
いきなりの一発が飛び出した。現地時間2月28日、米アリゾナ州グレンデールで行われたエンゼルスとのオープン戦にドジャースの大谷翔平は「1番・DH」で先発出場。相手先発の菊池雄星と対峙した初回の第1打席で左翼席へ本塁打を放った。
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背番号17は、今春初実戦、それも第1打席でいきなり球場を騒然とさせた。
花巻東高校の3つ先輩にあたる菊池との「花巻東対決」としても注目を集めた対決を迎えた大谷は、3球続いたカーブを見極めてカウント3-2とした6球目、外角高めにやや甘く入った93.9マイル(約151.1キロ)の4シームを強振。パカンッと乾いた衝撃音とともにはじき出された打球は、瞬く間に左中間方向に伸び、フェンスオーバー。打たれた菊池が思わず口を開けて打球を見送る圧巻の一打となった。
オフシーズンに左肩関節唇断裂の修復手術を執行した大谷。今春は投手としての復活、ひいては二刀流の再起に重きを置いた。当然ながらメスを入れた肩の状態が不安視されたが、そうした喧騒を払拭する一発となった。
故障の影響を微塵も感じさせない状態の良さを、目に見える形で残した大谷。古巣エンゼルス戦ということもあって、米識者間でも圧巻の打棒に驚きの声は広まっている。米スポーツ専門局『ESPN』のジェフ・パッサン記者は自身のXで「ショウヘイ・オオタニは今春の初打席で逆方向にホームランを打った」と投稿。その上で「これは当然のことだ」と偉才ぶりを強調した。