3HR&10Kで高まる二刀流の価値 大谷翔平に米殿堂入り大投手が脱帽「私がどれだけの感銘を受けているか。言葉で表すのは難しい」
打った瞬間に確信めいて打球を見送る大谷(C)Getty Images
二刀流の真骨頂が発揮された。現地時間10月17日、ドジャースの大谷翔平は、本拠地で行われたブルワーズとのリーグ優勝決定シリーズ第4戦に「1番・投手兼指名打者」で先発出場。投げては6回0/3を、被弾打2、無失点、10奪三振の快投。打っては1試合3発の圧巻のパフォーマンスを見せた。
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勝てば2季連続のリーグ優勝となる大一番。緊張感が高まる空気感の中で、背番号17は、期待以上の働きを見せた。ちなみにポストシーズンでの1試合3発は史上11人目の出来事であり、加えて「1試合3本塁打&10奪三振」は史上初の快挙。大谷は、「野球の神様」と称され、二刀流も試みていた往年の大打者ベーブ・ルースですら成しえなかった離れ業をやってのけたのである。
圧倒的な活躍を目の当たりにしたアメリカのSNSやメディアの間でも、「史上最高の選手」「唯一無二」といった言葉が並んだ。それは大谷が自らの実力で、かつて懐疑論もあった二刀流を野球の本場で認めさせた瞬間でもあった。
実際、レジェンドも大谷に脱帽する。この試合を中継していた米スポーツ専門局『TBS』で解説を務めたメジャー通算219勝を挙げたペドロ・マルティネス氏は、「私がこうして目撃出来ていること、生きているうちに彼の活躍を目に出来ていることを嬉しく思う」と吐露。海を越えてやってきたスーパースターを褒めちぎった。






