“怒り”が伝説的ショーの原動力に!? 元MLB戦士が見た3HR&10Kを生んだ大谷翔平の顔「雑音を聞いて、キレたように見えた」
投打で凄まじいプレーを披露した大谷(C)Getty Images
大谷翔平(ドジャース)の見せつけた伝説的なワンマンショーは、まさしく「歴史的な出来事」として語られている。
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観た者の度肝を抜くパフォーマンスだった。去る10月17日に行われたブルワーズとのナ・リーグ優勝決定シリーズ第4戦、大谷はドジャースが勝てばワールドシリーズ進出が決まる大舞台で「1番・投手兼指名打者」と二刀流で先発登板。打っては3本塁打、投げては7回途中まで10奪三振、無失点の快投と投打で異次元のプレーを見せた。
周知の通り、長きにわたるメジャーリーグの歴史でも「1試合3本塁打&10奪三振」は史上初の快挙。あのドナルド・トランプ大統領が「なかなかに悪くなかった。彼は私が見てきた中でも、最高の投手の一人であり、同時に最高の打者でもあったね。そりゃあ、あれだけの高額契約になると思う」と、会見における話のタネとしたのも無理はないか。
大統領が話題とするほどの国際的な関心事となった大谷の活躍。その原動力となったのは、ともすれば、周囲への“怒り”だったのかもしれない。
現地時間10月20日、米メディア『Jomboy Media』のYouTubeチャンネルである「JM Baseball」に出演した元ツインズのトレバー・プルーフ氏は、「ショウヘイはもう別格だよ。あの夜に、全世界がそれを目の当たりにしたんだ」と指摘。その上で、フィリーズとの地区シリーズで打率.056(18打数1安打)、0本塁打、OPS.206、9三振と低迷するなど、今ポストシーズンで続いた不振がエネルギーになったとの見解を示した。
「本当のところがどうなのかは分からないが、彼が(周囲の)雑音を耳にして、ついにキレたように見えたんだ。あの夜の彼は間違いなく今までとは違った。なんというか、彼は自分自身のプレーに腹を立てていたんだと思う」






