「野球好きなら無事を祈るべき」大谷翔平の亜脱臼をヤ軍側も不安視 地元局司会が状態回復を切実訴え「代替が不可能に近い」
あまりの激痛に顔を歪める大谷。(C)Getty Images
全力プレーの最中に起きたアクシデントに日米両球界が騒然となった。
現地時間10月26日、ワールドシリーズ第2戦が行なわれ、本拠地でヤンキースを迎えたドジャースが4-2で勝利して同シリーズを連勝。2020年以来の“世界一”へ、好スタートを切った。
【動画】アクシデントで苦悶…大谷翔平が顔をしかめた走塁シーン
一方でドジャースは最大とも言える試練に見舞われた。「1番・DH」で先発出場した大谷翔平が7回に二盗を試みた際に左肩を負傷。試合後にデーブ・ロバーツ監督は「左肩の亜脱臼」と説明。さらに「筋肉に大きな影響はないし、可動域も良好だった。それが我々を勇気づけている」と話したが、今後のシリーズ出場継続は不透明な情勢だ。
無論、軽症であればそれに越したことはない。ただ亜脱臼は回復までに1週間~2週間を要するとされており、どういう状態であっても楽観視できないのは事実だ。実際、負傷時に二塁付近で倒れこんだ大谷の苦悶の表情は痛みの酷さを十分に物語っていた。
今ワールドシリーズの“目玉”と言えるスターの負傷は、ドジャースと対峙するヤンキースの地元メディアにとっても小さくない話題だ。
ニューヨークの地元局『YES Network』で解説を務めるコメンテーターのマイケル・ケイ氏は「ドジャースは最高の1番打者を失い、野球界も最大のスーパースターを失うことになる」と吐露。「野球界が大舞台でヤンキースとオオタニが対戦することを望んでいた。だから今はヤンキース・ファンであることを忘れ、野球好きなら彼の無事を祈るべきだ」と大谷を慮った。