MVP争いで大谷翔平を「追い抜くのは難しい」 MLB通算213勝の大投手が“断言”する理由「守備の貢献がないのは知っている」
スモルツ氏は21年に及んだ現役生活でサイ・ヤング賞など数々の栄冠を手にしてきた。メジャーリーグの酸いも甘いも良く知っている。だからこそ、大谷のMVPは確実だと言えるのかもしれない。
百戦錬磨のレジェンドは、打者専任となっている大谷を他の選手が「追い抜くのが難しい」とする理由を、次のように強調している。
「もちろん、今シーズンのオオタニがDH専任であることは知っている。それと守備での貢献度がないことについても知っているし、多くの議論が交わされるだろうね。ただ、彼はこれまでフルタイムでDHをこなしてきた選手たちができなかったことをやっている。だから、どんなにエキサイティングな展開になったとしても、他の誰かがオオタニを追い抜くのは至難の業だ。抜くなら歴史的な9月が必要になる」
スモルツ氏の言う通り、守備での貢献度がない大谷のMVPを巡る論争は尽きない。だが、そうした議論を巻き起こし、野球ファンに話題を与え続けるのも、二刀流スターの凄みと言えるのかもしれない。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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