異次元のWAR9.2でもMVPにあらず メッツ指揮官が大谷翔平に異論「我々は“最も価値がある選手”について話している」

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文字通り歴史的な活躍を1年を通して続けた大谷。(C)Getty Images

 軒並みハイスタッツが居並ぶ歴史的な活躍から大谷翔平(ドジャース)をMVPに推す声は尽きない。仮に受賞すれば、フルタイムのDH選手史上初の快挙となる。

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 ドジャース移籍1年目の今季に大谷は打率.310、54本塁打、130打点、59盗塁、OPS1.036をマーク。昨年9月に執行した右肘側副靭帯への手術からのリハビリのため、「打者専任」のシーズンとなったが、リーグ二冠(本塁打、打点)に輝き、メジャー史上初の「シーズン50本塁打・50盗塁」をするなど、異能と言えるシーズンを送った。

 一方で大谷がDH専門であったため、「守備に就かない」ことへの評価を疑問視する声も小さくなかった。遊撃を守りながら打率.273、33本塁打、91打点、29盗塁をマークしたフランシスコ・リンドーア(メッツ)をMVPに推す声も確かにあった。

 ただ、大谷が選手の価値を総合的に測る指標「WAR」でもリーグトップ(9.2)となったため、リンドーアらライバルを推す声すらも下火になっていた。

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